「旅立ち」という言葉には、何か刹那な光のようなものを感じる。
小沢健二の『旅に出る理由』。
ボクはこの歌がとても好きだ。
旅に出た友人に、このうたを送りたい。
(以下、『旅に出る理由』から、抜粋)
遠くから届く宇宙の光 ・街中でつづいてく暮らし・
ぼくらの住むこの世界では・ 旅に出る理由があり・
誰もみな手をふっては・しばし別れる
そして毎日はつづいてく 丘を越え僕たちは歩く
美しい星におとずれた夕暮れ時の瞬間
せつなくてせつなくて胸が痛むほど
遠くまで旅する人たちに あふれる幸せを祈るよ!
ぼくらの住むこの世界では 旅に出る理由があり
誰もみな手をふってはしばし別れる
ボン ボヤージュ!
2009年12月16日水曜日
流星の行方
双子座流星群のつづき。
「流れ星おちてきたら、だれか、ひろってあげるのかなあ?」
と娘ちゃん。
小3にしては、幼稚なこどもですよ。ははは。
しかし、ある意味すごいもんだな、と。
ぼくらは、流れ星を、観るもの=客体としてしかみないものねえ。
(せいぜい、「何願い事するべか〜」と思うくらい。笑)
こどもたちにとっては、流れ星には流れ星の行く末があって、それは、主体として存在してるんだねえ。
思いをやる。
それは、言葉どおり、自分から、遠くに在るなにかに、"思い"の中心を移動させること。
自分ではないものが、自分と同じ、主体であることを知覚すること。
地球の裏側のひとに、自分のすぐそばのあなたに。
悠久の歴史に、今このときの刹那に。そして、未来に。
数億光年離れた星に、足下のありんこに。
思いをやる。
そんな想像力があれば、
諍いや、戦争も回避できそうな。優しくなれそうな。
なんか壮大な話になってしもうた。(星空なんぞ観ておるからかのお)
眠ってるこどもの横にいて、
またひとつ流れ星。
流れ星さん、
もちっとゆっくり流れておくんなまし。
3回どころか、1回も、言う間がないよ、願い事。笑
「流れ星おちてきたら、だれか、ひろってあげるのかなあ?」
と娘ちゃん。
小3にしては、幼稚なこどもですよ。ははは。
しかし、ある意味すごいもんだな、と。
ぼくらは、流れ星を、観るもの=客体としてしかみないものねえ。
(せいぜい、「何願い事するべか〜」と思うくらい。笑)
こどもたちにとっては、流れ星には流れ星の行く末があって、それは、主体として存在してるんだねえ。
思いをやる。
それは、言葉どおり、自分から、遠くに在るなにかに、"思い"の中心を移動させること。
自分ではないものが、自分と同じ、主体であることを知覚すること。
地球の裏側のひとに、自分のすぐそばのあなたに。
悠久の歴史に、今このときの刹那に。そして、未来に。
数億光年離れた星に、足下のありんこに。
思いをやる。
そんな想像力があれば、
諍いや、戦争も回避できそうな。優しくなれそうな。
なんか壮大な話になってしもうた。(星空なんぞ観ておるからかのお)
眠ってるこどもの横にいて、
またひとつ流れ星。
流れ星さん、
もちっとゆっくり流れておくんなまし。
3回どころか、1回も、言う間がないよ、願い事。笑
2009年12月14日月曜日
2009年11月4日水曜日
100%の耳を持つ女の子に出会うことについて
初めてバスを利用しました。なかなか快適なものでした。
往路のバス。
自分の斜め前方向に女性が掛けていました。
座席と座席の隙間から、彼女の「耳」が見えました。
流れるような形状に、くっきりとした輪郭を持つ、完璧な「耳」でした。
ボクは、彼女の席のそばに立って、
「美しい耳をお持ちですね。
あなたの耳は、完全な「耳」です。」
と言って
みたい、という衝動が湧いてきました。
が、無論、そんな勇気はありません。
しばらくの間、彼女の「耳」を眺めていました。。。
こんな時、いつも思い出します。
村上春樹の『100%の女の子に出会うことについて』という短編を。
(文庫本『カンガルー日和』に収録)
ある男が、街の通りで「100%の女の子」にすれ違う。
彼にとって、その女性が自分にとって「100%の女の子」であること
彼女に伝えることの、可能性と不可能性について、悶々と思考する。
というような内容です。
なんとも心に残り続けている一品です。
『1Q84』を今、読んでいます。(只今、第一巻を読み終える直前)
村上ワールドに身を浸す快感を味わいながら。
初の公開映画となる、『ノルウェイ』も楽しみです。
ここまで映像化を拒否してきた著者が、受け入れたんですものねえ。
(監督は、『青いパパイヤの香り』でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人賞)を採ったトラン・アン・ユン。
とても美しい映画でした。)
2009年11月1日日曜日
宇宙には、中心も端もない。
『リミッツ・オブ・コントロール』観ました。
ジム・ジャームッシュ、『ブロークン・フラワーズ』以来、約4年ぶりの新作です。
不思議なロードムービーです。
(以下紹介文抜粋)
「自分こそ偉大だと思う男を墓場に送れ」という不可解な任務を与えられ、一人の男(イザック・ド・バンコレ)がスペインにやって来た。“孤独な男”なるコードネームを持つ彼は、任務遂行を目指してスペイン中を巡っていく。そんな“孤独な男”の前に、彼同様にコードネームを持つ名もなき仲間たちが現れ始める。
意味深げで、しかし意味を結ばないような出来事が、何度も何度も繰り返されていく。
でもそれは、完全な循環ではなくて、少しずつ少しずつずらされていく。まるで、螺旋を進んでいくように。
「螺旋状ロードムービー」そんな感じです。
撮影は、クリストファードイル。
美術、衣裳、音楽、どれもかなりカッコよい。
ビルマーレイや工藤夕貴らも出演してます。
不可思議で印象的な台詞がたくさんでてきます。
中でもこの台詞が印象的でした。
「宇宙には、中心も端もない。」
2009年10月30日金曜日
世界の均衡は崩れるようにできている
世界の均衡は崩れるようにできている。
私たちは、均衡をつくりあげようとする。
そして、
その均衡を保とうとする。
でもいつか、
変化がそれを蝕む。
均衡を守ろうと、どれだけ変化を排除しても、
いや、すればするほど激しく、
蝕まれ、崩れゆく。
均衡は崩れるようにできている。
『人生には、フェスティバルが必要だっ!』

『パイレーツ・ロック』観ました。
(原題:THE BOAT THAT ROCKED)
邦題にパイレーツなんて付くと、海賊ものと勘違いして、ノーチェックでした。
(以下抜粋)
1966年、イギリス。政府がジャズ音楽を推奨し、BBCラジオでは週に2時間しかロック音楽が流れなかった時代。海賊ラジオは公海から毎日24時間、四六時中、ロック&ポップ音楽を提供し、国民の半分以上から熱い支持を集めていた。この船上を舞台に、60年代の若者たちのロマンス、そして音楽を描いたロックコメディ。監督を『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティスが務める。
予想以上に楽しめました!
読後感的には、『ウォーターボーイズ』などに近かったな。
青春映画です!
キャスティングは、素晴らしい!!!ですね。
演技、コスチュームもさることながら、
ラジオDJだけあって、キャストみんなの、”声”がなんともサイコーです。
クライマックスが、なんかハリウッドっぽくなるのが、、、、どうなんでしょう。
まあ、それを差し引いても、楽しい映画です。
(60年代ブリティッシュロックにジャストな人には、たまらん映画なんでしょうね。きっと。私が知ってる曲は僅かでしたが)
この映画を観て、頭に浮かんだお言葉!
『人生には、フェスティバルが必要だっ!』
(教育者の金森俊朗さんが、そんなこと言っていたような。。。)
「世の中、”セレモニー”が多過ぎる。人には、フェスティバルが必要だ。」って。(たしか、こんなかんじのこと)
2009年10月29日木曜日
2009年10月28日水曜日
2009年10月26日月曜日
刹那
先週金曜日。東京国際映画祭に行ってきました。いろいろ観たかったのですが、結局、ひとつの映画だけ観ることになりました。
『旅人』(原題:『A Brand New Life』)という映画です。
ウニー・ルコントさん(韓国生まれのフランス国籍の女性)が監督された映画です。プロデューサーは、『オアシス』『ペパーミントキャンディ』『シークレット・サンシャイン』などの韓国人監督、イ・チャンドンさん。(これは観るしかない!)
『エル・スール』『ポネット』と並ぶ、少女成長映画の秀作だと思います。
(監督さんも、『ポネット』を自らの好きな映画に揚げていました)
父親に捨てられた9歳の女の子が、静かに静かに、成長していく姿が丁寧に描かれています。
そして、この子がとてもとてもいい。彼女の表情ひとつひとつに、今、この時にしか見られないであろう、「刹那」があふれています。
「刹那」ほど美しいものはない。そんな気持ちになります。
公開が決まったら、是非。
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=79
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